明末清初の軍人、政治家。諱:森。字:明儼。俗称:国姓爺。
明の軍人鄭芝龍と日本人の母田川松の間に生まれ、幼少時を日本の平戸で過ごし、7歳で明に渡る。
明滅亡後、明王室の唐王より王室の姓である”朱”を賜って成功と改名したため、国姓爺(国姓=朱)とも言われる。
反清運動を行っていた父の降伏後も、反清復明に取り組み、1661年に台湾を占拠していたオランダ人を追放して、台湾を拠点とした。
翌年死去し、息子らが反清復明運動を継続したが83年に全滅した。
鄭成功は目的を果せず、台湾にいた期間も短かったが、台湾独自の政権を打ち立てて台湾開発を促進する基礎を築いたため、台湾・中国では現在も民族的英雄として描かれる。
日本では近松門左衛門の人形浄瑠璃『国姓爺合戦』で有名。
鄭成功テイセイコウ |
[鄭成功 人物情報]
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