長谷川町子

佐賀県多久市出身の我が国初の女性プロ漫画家で、代表作は「サザエさん」「いじわるばあさん」など。
山脇高女在学中から漫画家・田川水泡に師事し、福岡の地方紙「夕刊フクニチ」に発表した「サザエさん」で4コマ漫画の第一人者としての評価を得るようになりました。
「サザエさん」は、後に掲載紙を朝日新聞に替えて1974年まで連載され、現在も根強い愛読者に支えられています。
1970年に、無断でキャラクターを使用していたバス会社を提訴したことは、今日の知的財産権に関する先駆的な行動となりました。
1992年5月27日、心不全のために72歳で亡くなりましたが、熱心なクリスチャンで生涯独身を通しました。
没後と同年の7月には、漫画家として初めて国民栄誉賞が贈られました。