アメリカ・アイオワ州バーリントン出身で、合成繊維ナイロンの開発で知られる科学者。イリノイ大学を経てハーバード大学教授となり、1926年にデュポン社に研究員として入社。ドイツの化学者へルマン・シュタウディンガーによるポリマーの高分子説を実証するため、ポリマー合成を研究班の研究テーマとしました。1930年には、実験段階ではあったがクロロプレンの重合による合成ゴムと、ポリエチレンのポリマー合成に成功。その後もポリマーの研究を続けた結果、1935年に世界初の合成繊維ナイロンの合成に成功しました。1934年にアメリカ科学アカデミーの会員になるが、1937年、青酸カリにより自殺を遂げました。