日本の作家。1927年(昭和2年)東京に生まれる。
開成高校を経て、学習院大学文政学部に入学。同校在学中より作家を志し、
1966年に筆名、北原昭で書いた『星への旅』で太宰治賞を受賞した。
1973年『戦艦武蔵』などで菊池寛賞を受賞。1979年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞受賞。1997年日本芸術院会員。
綿密な取材に基づく詳細な記録文学・歴史文学で高く評価される。代表作は他に『関東大震災』『破獄』『天狗争乱』など。妻は作家の津村節子。
短編「闇にひらめく」は「うなぎ」(今村昌平監督)として映画化され、1997年カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞した。
吉村昭 |