フランスの作家。1885年ボルドーに生まれる。ボルドー大学で学び、1906年パリに出て、一時エコール・デ・シャルト(古文書学校)で学んだ。
はじめは詩人として活動をはじめ、1909年に処女詩集『合掌』を発表、モーリス・バレスに高く評価される。第1次世界大戦に看護兵として従軍。戦後、1922年の『癩者への接吻』、1923年『火の河』などを次々と発表し、作家としての名声を得た。
第2次大戦中はレジスタンスに参加。戦後はサルトルらの実存主義や共産主義に対抗した。1952年ノーベル文学賞受賞。1958年レジオン・ドヌール勲章受賞。
モーリアックは代表的なカトリック作家として知られ、人間の内面を深く描写して神なき人間の苦悩を追究した。
フランソワ・モーリアック |