オーストリア出身の経営学者。1909年ウィーンに生まれる。ドラッカー家は代々学者や医師や高級官僚を務めた家柄で、父は経済省高官や銀行頭取、大学教授を歴任した人物。
ドラッカーはイギリスなどで教育を受けた後、フランクフルトで新聞記者として働きながら国際法の博士号を取った。1933年に発表した論文がナチスの不興を買い、イギリスに渡ってロンドンの銀行でエコノミストとして働いた。
1937年にアメリカに渡る。1939年に『経済人の終わり』を刊行。後のイギリス首相チャーチルから激賞される。その後、ゼネラル・モーターズのコンサルタントなどを経て、1950年からニューヨーク大学大学院経営学教授を務めた。1969年『断絶の時代』では知識社会の到来と知識労働者の興隆、情報化の進展、グローバル化などを指摘した。世界的なベストセラーとなり、日本では流行語ともなった。1971年からはクレアモント大学で教鞭をとる。
2002年大統領自由勲章を受章。生涯に30冊以上の本を執筆し、90代になっても活動を続けた。
ピーター・ドラッカードラッカー |
[ピーター・ドラッカー 人物情報]
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