喜多川歌麿

キタガワウタマロ
Kitagawa, Utamaro
1753年~1805年10月31日
[日本] [版画]

[喜多川歌麿 人物情報]

日本の浮世絵師。1753年(宝暦3年)頃生まれる。
鳥山石燕の元で学ぶ。版元の蔦屋重三郎に認められ、はじめ役者絵や美人画などを手がけた。1780年代に歌麿を名乗る。
寛政の改革後、「婦人相学十躰」「歌撰恋之部」など、女性の上半身像をクローズアップした「大首絵」を発売。官能的で繊細な女性の美を描き出し、大人気を博して蔦屋以外の版元40数軒からも販売されるなど、時代を代表する浮世絵師となった。しかし1804年、幕府の風俗取締りによって入牢3日、手鎖50日の刑を受けて、2年後に死去した。
代表作はほかに「北国五色墨」「寛政三美人」「歌まくら」「娘日時計」など。