イギリスの歴史家。1889年ロンドンで医師の子として生まれる。叔父は経済学者のアーノルド・トインビー。
オックスフォード大学卒業後、ギリシアに渡って研究活動を行い、帰国後、母校の研究員となる。
1915年から外務省情報部に勤務して第1次大戦後のパリ講和会議に参加している。
1919年ロンドン大学教授、1925年からは王立国際問題研究所研究部長も兼任。第2大戦中には再び外務省に勤務して、戦後の講和会議に参加している。
トインビーは歴史の基礎が国家や社会にあるとして決定的歴史観に対し、文明の継承に基礎を置くことを主張した。
主著『歴史の研究』『試練に立つ文明』など。
アーノルド・トインビートインビー |