日本の画家。「浮世絵の開祖」と称される。
1578年(天正6年)戦国武将の荒木村重の子として生まれる。1579年に荒木村重が主君織田信長に謀反を起こし失敗すると、一族郎党がほとんど殺された中、一命を取り留めて石山本願寺にかくまわれた。その後母方の姓、岩佐を名乗り狩野派や曽我派などを学んで京都で絵師となった。40歳で福井に移り、松平忠直に仕えた。その後江戸に移り、1650年に没した。
現在ではあまり知られない絵師であるが、江戸時代を通して明治時代後期までは熱狂的な人気を誇った。
代表作は「柿本人麿・紀貫之図」「山中常盤絵巻」「三十六歌仙図扁額」など。 n
岩佐又兵衛 |