日本の洋画家。1867年10月15日(慶応3年9月18日)鹿児島生まれ。
はじめ日本画を学び、1884年上京し翌年川端玉章の門に入る。
1893年三重県の中学校で教職に就くが、1896年東京に戻って白馬会結成に加わった。また、同年東京美術学校に西洋画科が新設されるに当たり、黒田清輝の推薦を受けて助教授となり、以降没するまで日本洋画界の重鎮として後進の指導にあたった。
黒田清輝などの影響を受けて外光派風の技法を用いたが、浪漫主義的傾向の強い作風へと写って独自の画風を開いた。
代表作「黒扇」「天平の面影」など。1937年文化勲章受章。
藤島武二 |