日本の作家。本名、平井太郎。「江戸川乱歩」はエドガー・アラン・ポーをもじったもの。
1894年(明治27年)現在の三重県名張市に官吏の子として生まれる。3歳で名古屋に転居し、名古屋で中学校卒業まで過ごした。
1916年早稲田大学政経学部卒業後、弁士や古本屋、ソバ屋、新聞記者など様々な職業を経験した。
1921年『二銭銅貨』と『一枚の切符』を執筆し「新青年」に送ったところ、森下雨村に評価され、翌年同誌に掲載された。1924年作家で生計を立てることを決意して大阪毎日新聞広告部を退社。1925年『心理試験』でベストセラーとなり、さらに『人間椅子』『赤い部屋』『双生児』などが人気を博し、作家としての地位を確立した。
昭和に入ると通俗探偵小説を発表、戦後には後進の育成活動や評論など、文筆以外の活動も盛んにおこなった。
1954年「江戸川乱歩賞」設置。
江戸川乱歩 |
[江戸川乱歩 人物情報]
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