日本の洋画家。1828年3月20日(文政11年2月5日)佐野藩士の子として江戸の藩邸に生まれる。生来病弱のため、武芸を諦め、11歳ごろから加納派に日本画を学んだ。20歳ごろ、オランダの石版画を見て西洋画に魅せられ、1862年(文久2年)幕府の蕃書調所画学局に入所。川上冬崖のに師事し、慶應2年ワーグマンに学んだ。翌年藩命で上海に渡り、更に渡欧。 1873年(明治6年)天絵楼(のち天絵舎、天絵学舎)を設け、多くの後進を指導した。 精密で写実的な画風が特徴で、近代日本最初の洋画家として知られる。代表作「鮭」「岩倉具視像」「花魁」など。