オーストリアの指揮者。1894年グラーツで生まれる。
グラーツ大学で法律も学ぶ傍ら、ウィーンで音楽も学ぶ。法律学で博士号を取得後、1916年グラーツ歌劇場の練習指揮者となる。1917年同歌劇場で指揮者デビューを果たした。
1921年ブルーノ・ワルターの招きでミュンヘンに赴き、バイエルン国立歌劇場指揮者となる。ワルターに認められ、その後ハンブルグやドレスデンなどドイツの主要な歌劇場で指揮を務める。1933年33年ウィーン国立歌劇場とウィーン・フィルにデビュー。1943?45、1954?56年、ウィーン国立歌劇場音楽監督を務める。56年以降はフリーの指揮者として客演指揮を続けた。
ベームの演奏はカラヤンなどの派手な演奏とは違って楽譜に忠実で実直な演奏で、師とも言えるブルーノ・ワルターのスタイルを受け継いでいる。
カール・ベーム |
[カール・ベーム 人物情報]
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