ドイツの指揮者。20世紀を代表する指揮者。フルトヴェングラー、トスカニーニとともに三大巨匠と呼ぶ場合もある。1876年ベルリン生まれ。シュテルン音楽院を卒業後、ピアニストとして活動するが指揮者に転向して1894年にデビューした。1896年グスタフ・マーラーとの出会いによりウィーンに移住。ウィーン宮廷歌劇場楽長、ミュンヘン宮廷歌劇場・ベルリン市立歌劇場音楽監督、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団常任指揮者などを務めた。ナチスが台頭するとユダヤ人であったワルターは迫害を受け、ドイツからオーストリア、フランス、アメリカへと移住を繰り返した。