イタリアの建築家・画家。 1444年頃、ウルビーノ近郊で生まれる。はじめは画家を志したというが、作品は現存しない。1472年からミラノ大公に仕え、サンタ・マリア・プレッソ・サン・サチーロ聖堂やパヴィア大聖堂、サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ教会の建築や設計に携わった。 1499年フランスのロンバルディア侵攻でミラノを追われ、ローマに移って教皇庁に仕えた。1502年には盛期ルネサンスの記念碑的作品といわれるモントリオのサン・ピエトロ修道院の小聖堂を建築、高く評価される。1503年にはサン・ピエトロ大聖堂の建築主任となり、バチカン宮殿の改築にも携わった。