フランスの女性作家。本名フランソワーズ・クワレーズ。 1935年フランス南部ロート県カジャルクの裕福な家庭に生まれる。 18歳の時、マルセル・プルーストの小説の登場人物をペンネームにして『悲しみよこんにちは』を執筆。同作は1954年に出版、世界各国で翻訳され、400万部のベストセラーとなった。その後も、ブルジョワジーの世界の恋愛や退廃的な享楽を描き、人気作家となった。また、文学のみならず映画や舞台の脚本も数多く手掛けた。 私生活でも二度の離婚や自動車事故、アルコール依存症など波乱万丈の人生を送った。2004年心不全のため死去。代表作は他に『ブラームスはお好き』『ある微笑』『水彩画のような血』『愛は束縛』『束の間の悲しみ』など。
