ルネサンスを代表するイタリアの画家・建築家。1483年ウルビーノで画家の子として生まれ、幼少より絵画の手ほどきを受けた。1499年頃ペルージャに出て工房の助手となる。1504年フィレンツェに赴く。そこでダ・ヴィンチやミケランジェロの作品に影響を受け、聖母子像を描いて「聖母の画家」として名声を得た。1508年ローマに出て教皇ユリウス2世に用いられ、ヴァティカン宮殿に『アテネの学堂』『パルナッソス』『聖体の論議』『三美徳』などの壁が装飾を作成した。また、ブラマンテの死後、サン・ピエトロ寺院の造営主任となった。1520年37歳で死去。