フランスの画家。1865年パリで生まれる。母シュザンヌ・ヴァラドンはモデル兼画家で、ルノアールやトゥールーズ・ロートレック、ドガ、サティなど当時の一流芸術家たちと交遊があった。ユトリロは私生児として生まれたため、父はルノアールという説もある。 ユトリロは祖母の手で育てられた。若くしてアルコール中毒により精神病院への入退院を繰り返す日々を送り、医師の勧めで絵を描きはじめたのが画家となる契機だった。やがて独学と母の助言で自らの作風を確立した。パリの街を重厚で哀愁のこもった詩的な情緒で描いたユトリロの絵はパリの市民に愛され、好評を博し名声を得た。(「白の時代」)その後、独自の画風を探求して明るい色彩を用いた「薔薇の時代」に至る。
モーリス・ユトリロ |
[モーリス・ユトリロ 人物情報]
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