フランスの作曲家。1866年5月17日ノルマンディ地方のオンフルールに生まれる。1879年、13歳でパリ音楽院に入学。ただし成績は芳しいものではなかった。やがて音楽院を飛び出し、軍隊経験を経て作曲家生活を本格的にスタートさせた。1886年「オジーヴ」、87年「サラバンド」、88年「ジムノペディ」など、サティはいち早く印象主義的な曲を作曲していた。時代の先を行き過ぎていたため、全く注目されず、長く不遇の時を過ごします。 20世紀に入った1911年頃から作曲家ラベルらによって注目され、やがてサティの周りに集った若手作曲家が「6人組」を結成。次第にダダの動きにも関わるようになった。さらに晩年の傑作新古典主義の先駆けとなる「ソクラテス」、そして「家具の音楽」へと展開してく。1925年7月1日、59歳で死去。